■写真の楽しみとは?
職業的な写真を別にして、常識的に考えれば先ず第一に暮らしの記録…お子様の成長記録やご家族での行楽の写真、 次いで記録を目的とする写真…趣味の華道や書道などの作品記録、いずれもプリントされた写真にその折々の喜びがこめられていますし、 その喜びを写真によってご家族やご友人と共有する事が出来ますので、これだけで写真の果たす役割は十分なものと言えます。 一方、もう少し踏み込んで写真に向き合う、つまりこれを趣味とする喜びとは如何なることでしょうか? 風景やお花の撮影を主とする視点から撮影行動及び倶楽部活動の意義を考えてみますと…
1.機材を選ぶ喜び
ニコンかキャノンかというようなメーカー選びから始まって、撮影の意図や目的に応じたカメラやレンズの調達、 フィルター・三脚・バッグなど関連用品の選定、そしてフィルムの選択…ネガかポジか、更には夫々の発色特性や撮影条件に応じたチョイスなどなど、 簡便でスナップ撮影を目的とするコンパクトカメラを持って出かけるのとは異なり、既にこの段階から写真の喜びは始まっています。
2.知る喜び
フィルムカメラにしてもデジタルカメラにしても技術の粋を集めた極めつけのハイテク商品です。 概ね使い勝手のよさを全面にして商品化されてますので、基本的にはシャッターを押しさえすれば写真は撮れます。 しかし、作品価値を高める為には機材の機能や写真の基本的な仕組みを知っておくことも重要です。 かといって楽しみのためですから、知識を詰め込むことを目的にする必要は無いわけで、 撮影の現場で指導講師や先達のアドバイスを求める、或いはファインダーを覗かせてもらう逆に覗いてもらう、 このような一寸したところに知るきっかけがあるので、何でも義務的に覚えなければならないというものではありません。 アドバイスの効果が撮影結果に反映され、教わったことの意味合いを理解する、つまり実践を通じ経験を重ねることによって写真に関する仕組みを理解していく… 知ることはつまり上達の課程でもあり、そこに喜びがあるのです。
3.美を知る喜び
例えば美瑛の丘の冬の夕暮れの光景を見たことがありますか? 旅行社のバスツアーで観光めぐりをするのとは根本的に異なり、風景を切り取るということは、 大いなる自然の営みにカメラを介在させて向き合うもので、とりわけ雄大な風景の中で展開される日没の情景には、人為も作為も無く、 仰ぎ見るスケール感と変容を始める夕日がもたらす色、雪の斜面の残照、屹立する木々の影、凛とした冷気などと相俟って己の魂が浄化されていくような感動を覚えるのです。 たぶん、カメラを手にしなければこのような情景に遭遇することも感動を覚えることも無かったでしょう。これは美しい風景に向き合う喜びですが、 別の側面では、撮影されたリバーサルフィルムが再現する美しい色調も喜びでありましょう。色の深み、色の冴え、色の階調はネガやデジカメの色とは異なり、 色再現の極地にあるものといえます。リバーサル撮影の楽しみは、美の追求そのものとも言えます。
4.撮影の喜び
撮影に出かけることは日常から離脱し、浮き世のしがらみを捨てる為の異次元へのトリップでもあります。 ひたすら美しい風景、美しいものを目指して、目は格好のアングルと格好の被写体探しをするファインダーと化して、 道から道へ、港から港へ、時に野山を駆け巡り、時に日の出の岬に佇み、過ぎ越していく町々の匂いをかぎ分けて、 心のおも向く侭に三脚を立てカメラをセットしてシャッターを切り始める。撮影とはつまり出かける楽しさであり、 その出かけた先で体験する事物を知る楽しさでもあります。更に、不思議なことに仲間がいると撮る事に関して、勇気が倍増するのです。 競い合う心ではなくむしろ安心感がもたらされるからでありましょう。撮影仲間の存在は、個人が楽しむ為の趣味としては、とても大事といえるます。 つまり仲間と撮影の楽しさを共有できる喜びもそこにあるのです。“写真倶楽部すくすく”は今年で創部10年目を迎えました。 メンバー32名は年数のわりには何時になっても初心者気分の人を始め、プロ真っ青の知識技量の持ち主、自称名人、他称迷人、露出補正の鬼、 デジカメプロフェッサー、野鳥撮影の達人、知床の主、加えて駄洒落名人、パークゴルフの達人に至るまで多士済々、 揉め事などとは全く無縁な和気藹々の楽しい倶楽部です。何故、和気藹々なのか、思うに…
- * 人の写真をけなす人が居ない。
いい写真を素直にいいねと褒められるような人ばかり。 - * 自分の作品を自慢する人も居ない。
- * いい情報はお互いに共有しあえる。
- * 初心者には隔てなく優しく親切。
- * 知識・技量・道具をひけらかす人も居ない。
- * 先生に自分だけ特別扱いして、と擦り寄るような人も居ない。
- * 自分が撮った場所だから、ここは撮ってはダメ、というような人もいない。
これでお分かりになるかと思いますが、良識に充ちた温厚で健全な会員によって成り立っている倶楽部です。 ベテランばかりで、ともすれば敷居が高くて馴染み難い、又は機材や知識の面での不安も倶楽部への参加阻害要因かもしれませんが、 気難しい人や、面倒な会員は1人も居ません。 趣味としての写真を楽しむことに徹しておられる方ばかりです。1〜7はそうしたことの表れです。 ですから、入会に際しての不安は全くありません。 我儘、身勝手、唯我独尊の気風の方には不向きかと思いますが、こういう方は倶楽部には入りたがらないでしょう。 写真を楽しみたい、体と心の健康を維持し続けたいと思い、入会について検討されている方が居られましたら、 何時でもお気軽にご相談ください。写真を触媒に、充実した楽しい人生を考えてみませんか…。
写真倶楽部すくすく事務局
札幌市中央区南1条西13丁目プラザビル 1F
J-SHOP:店長 中村達也
TEL011-221-8818


